Conference & College
多様な人たちが集まる「会議」は、TMCにとって重要な活動です。津和野では年に一度、12月に地域を考える国際会議「津和野会議」を開催しています。津和野のまちのポテンシャルを、議論と対話の場に活用し、新しいつながりをつくりだしていきます。
津和野会議 2019-
津和野会議は、未来を担う次世代、様々な分野の専門家や研究者、分野、年齢など出自が異なる多様な人々と、地域や現代社会がもつ様々な課題について考える国際地域会議です。この会議は、「みんなでつくる」「まち全体をつかう」「丸一日をつかう」という特徴を持ち、津和野を「キャンパスのようなまち」にすることで、このまちが持つ人材育成の文化に少しでも近づき、大きな課題である地域再生や持続可能な社会づくりに貢献したいと考えています。
【主な参加者】
中村政人(アーティスト、東京藝術大学)、山本竜也(津和野教育魅力化コーディネーター)、大西正泰(ソシオデザイン、吉備国際大学)、Brendan Barrett(大阪大学)、金子浩明(グロービス経営大学院)、Istek Cihangir(大阪大学)、Jay Tompt(REconomy Centre、英国) 、山田崇(長野県塩尻市企画政策部地方創生推進課地方創生推進係長) 加藤文俊(慶應義塾大学) 、C. David Tseng (National Chiao Tung University、台湾)、Larissa Hjorth (RMIT、オーストラリア)、阿部裕志(風と土と)、太刀川英輔(Nosigner)、田中元子(グランドレベル)、小山宮佳江(トランジッション藤野)、Jonathan Dawson(Schumacher Collage、英国)、Alex Walker(Findhorn Ecovillage、英国)、堀田一芙(熱中学園)、津村耕祐(ファッションデザイナー)、中川敬文(イツノマ)、毛利衛(宇宙飛行士、日本科学未来館名誉館長)、小野寺愛(そっか)、桑原宙(ワルツ座)、片居木亮(Vitra)、小池一子(クリエイティブ・ディレクター)他多数
*順不同、所属は参加年度当時のものです。
まちなか会議 2021-
まちなか会議は、津和野会議の参加者同士で対話と議論を行う、主要プログラムの一つです。城下町内の社寺、美術館、ギャラリー、醸造所、店舗、空き家など様々な場所を「会議室」に見立て、まちなかを移動し、地域住民との交流しながら、地域課題について共に考えます。
つわのカレッジ 2023-
つわのカレッジは、津和野会議の参加者から生まれた通年で活動するプログラムです。通常の大学機関のように最初に専門家がいるのではなく、地域課題、地域づくりのテーマ等に取り組む大学生、社会人が主体となり、関連する専門家を招聘し、コレクティブ・ラボラトリーを形成し、調査、分析、企画、計画、制作、実装を行なっていく、実践型プログラムです。
まちLAB
まちLABは、地域のまちの基層文化を調査し、アーカイブしていきながら、このまちの独自の魅力を発見、または創造することを目的にしています。都市デザイン、建築、考現学等の専門家を招聘し、学生や社会人も参加したLABです。
戦略LAB
未来に向けて、地域を文化として紡ぐためにどのような施策が必要か。分散、連携などのまちのつながりのデザイン、地域に必要なテクノロジーなど、多面的な視点から地域に必要な機能とそのあり方を探ります。
フードLAB
未来の身土不二の在り方を探るLAB。cafe TMCを拠点として、地域の食糧生産者、学校、地域住民等と連携し、春と秋、そして津和野会議に合わせて、調理専門家、社会人、大学生と食卓を囲み、文化や領域を超えて、様々な対話を行います。
映像LAB
地域の歴史や文化やまちを探求し、未来に紡ぐため、まちのディテールやランドスケープ、伝承される職人の技や声、地域住民の暮らしを記録し、動画配信する地域文化アーカイブセンター機能を目指します。
文化&アートLAB
地域発の新しい文化を情報発信します。様々な領域のクリエイターと協働しながら、地域文化を読み取り、建築、アート、音楽、写真、映像などを領域に現代文化として創造していきます。
メディアLAB
津和野踊りの合いの手の台詞の一句から名称とした「ササヤレコナーサ」は、未来に向けた地域文化を旅するメディアです。石見地域、国内外の地域で活躍する人や文化を取材して、これからの地域文化のあり方と私たちの生き方を探ります。