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1st Step:

津和野高校魅力化による地域づくりの開始

過疎化がもたらす教育への影響

人口減少は教育現場への影響も大きい。津和野町唯一の高校である津和野高校は、2002~2013年までの間で、生徒数が約3分の1(473名→155名)に減少した。また、2005年の旧日原町との合併により、津和野町に現存する小学校は4校(うち2校は複式学級)、中学校は2校となった。

 

町唯一の高校「島根県立津和野高等学校」がはじめた魅力化 

人口減の影響を受け統廃合の危機に直面。町は高校の消滅は、町の大きな損失になると判断し、2011年に島根県の高校魅力化事業に参画した。以来、高校生の地域活動や探究的な学びが活発な学校として全国的に注目されるように。

これまでの経緯

2011年 高校魅力化事業へ参画
2013年 高校魅力化コーディネーターの配置

       島根県外からの生徒の入学受け入れ

2014年 町が設置・運営する「町営英語塾HAN-KOH」の開塾

       地域系クラブ「グローカルクラブ」発足

2016年 津和野高校独自の探究プログラム『T-PLAN』開始

2017年 入学志願者が定員を超え、倍率が出る

 

高校と地域の活発な交流、「地域で学ぶ」ということ  

津和野高校の特徴として、3年間の系統的な学びを実現する【総合的な探究の時間「T-PLAN」】がある。2年生では、毎年地域内外の多様な講師が開講するゼミを1年間かけて受講し、活動を行うプロジェクト型学習を採用している。こうした学びの形は、新学習指導要領に明記された「地域にひらかれた学校」を体現している。

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